着付け技能検定・受験者数と合格率の推移
☆各級受験生と合格率推移前書き☆
国家資格である、着付け技能検定試験の第1回目2010年度から、2022年度までの受験生の人数と合格率の以下のデーターをご覧いただけます。
1級に比べ合格点が60点以上と低めで近年ほぼ70%強の合格率で推移しています。2019年度は70%を割っておりますが難しくなったということではなく、たまたまこの年の合格率が落ちたと推測しています。
逆に1級着付け技能士試験につきましては、合格点も70点以上となり相変わらず合格率が低く、50%を切る年もあり、年々難しくなっているように思います。
ただし、2022年度はコロナで2年延期されたためか若干合格率が良くなったように思います。これも、データーがでればはっきりすると思います。どちらにせよ、1級はかなり厳しい検定となっていることは事実です。
また、昨年度の合格者を含めても、まだ延べでも1級資格所持者は10000人には達していないと思われ貴重な資格に変わりはございません。
【資料元】
★厚生労働省
一般社団法人全日本着付け技能センター発表の技能検定事業報告、収支決算及び厚生労働省問い合わせに基づき、過去2010年度より2019年度の各合格者数と合格率の解答を頂きました。
【 技能検定2級全国受検推移 】
検定年度 | 受検数 | 合格数 | 合格率 |
2010年 |
453 |
393 |
86.7% |
2011年 |
214 |
175 |
81.7% |
2012年 |
200 |
162 |
81.0% |
2013年 |
184 |
148 |
80.4% |
2014年 |
197 |
156 |
79.1% |
2015年 |
197 |
165 |
83.7% |
2016年 |
264 |
203 |
76.8% |
2017年 |
305 |
218 |
71.4% |
2018年 |
374 |
269 |
71.9% |
2019年 |
298 |
203 |
68.1% |
2020年 |
中止 |
ー |
ー |
2021年 |
中止 |
ー |
ー |
2022年 |
267 |
220 |
82.3% |
合計 |
2,686 |
2,092 |
77.8% |
【 技能検定1級全国受検推移 】
検定年度 | 受検数 | 合格数 | 合格率 |
2010年 |
3040 |
2344 |
77.1% |
2011年 |
2183 |
1351 |
61.8% |
2012年 |
1543 |
711 |
46.0% |
2013年 |
1292 |
681 |
52.7% |
2014年 |
1002 |
534 |
53.2% |
2015年 |
953 |
555 |
58.2% |
2016年 |
868 |
474 |
54.6% |
2017年 |
993 |
555 |
55.9% |
2018年 |
993 |
491 |
49.4% |
2019年 |
986 |
465 |
47.1% |
2020年 |
中止 |
ー |
ー |
2021年 |
中止 |
ー |
ー |
2022年 |
947 |
566 |
59.7% |
合計 |
13,853 |
8,161 |
58.9% |
※上記表にて、初年度1回目と2回目の受検者数と合格率が以上に高いのは、多くの着付け教室さんへのアプローチ結果と、まず先生クラスの着付け士の皆さんに資格を取得していただき広くこの検定資格を広めるため、合格率も甘くなったのでは無いかと推測しております。あくまでも推測ですが。
ただし、
3回目以降の合格率はかなり厳しく平均合格率は
51.7%となっています。試験自体の知識が無ければ、プロの着付け士さんでも厳しい試験となっています。
※2022年度コロナ明けの試験の結果がでました。結果、例年に比べ1級2級とも予想に反し受験生は減っておりましたが当校予想通り
合格率(上記表参照)は高い数値となっておりました。
2023年度は、例年に戻りまた厳しい合格率に戻るのではないかと心配しております。当校も再度気を引き締め、情報収集に力を注いでいきます。
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